下剤の効果は抜群で、朝目が覚めて、言われたとおりに出る物がびっくりするくらい出てきました。その後も何度かトイレへ駆け込んだのでお腹の中はきっと綺麗になっていたと思います。
そして、朝食の変わりに点滴がやってきました。これを始めるともうずっと点滴と一緒にいないといけないのです。これでお腹に穴が開けられるのかと現実味を帯びてきました。足を締め付けるソックスをもらいました。血液がちゃんと循環するように履くのです。
12時30分、看護士さんがやってきました。点滴とともに移動用のベッドに乗り移りました。その時とんでもなく痛い注射をされます。意識がボ〜っとしてきました。13時に手術室へ移動です。ボ〜としながらもどこへ運ばれるのかがはっきりとわかりました。
扉が開くと水色の帽子とマスクをした人たちが沢山いたような気がします。移動ベッドからベッドへ移りました。身体を横にされ背中に又、とんでもなく痛い注射をされました。そしてどうなったのか!?背中にガガガガ、ガガガガと何か入れられ仰向けにされたかと思うと口にマスクをグッと押し付けれました。 「大きく深呼吸をして」と言われ… この変な臭いは…怖いな…と思いながら意識は遠くなりわからなくなりました。
気がつくと部屋のベッドで寝ていました。点滴は相変わらずくっついていて、更に背中の横にペットボトルのような物がくっついて、お腹にも何かくっついています。酸素を図る機械が指についていて、血圧計が腕に巻かれて定期的に自動で血圧を図っていました。
お腹に穴を開けたのです。あまり動く事も出来ず寝るしかありません。そのまま夜に突入。痛み止めのおかげでそんなに痛いとは感じません。血圧計が動くたびに目が覚め、看護士さんもよく見に来てくれ、寝たのか寝てないのか良くわからない状態です。長い夜でした。
朝、看護士さんが採血にやってきました。術後最初の採血です。血小板は増えているのでしょか。明るくなってお腹の中の脾臓と言う臓器はなくなったのかな?上手く言ったのかなとか考えれるようになっていました。次々に新しい点滴が用意されています。いつまで続くのでしょうか。お腹は空いているけど食べられるわけがありません。
朝の回診で、先生が手術は上手くいきました。心配されていた出血も少なくて良かった。と、説明されて安心しました。採血の結果も教えていただきました。手術前は4.7万μlだったのが8.4万μlに増えていました。昨日取ったばかりなのに3.7万μlも増えていたのです。非常に驚きです。
指の酸素計と血圧計がはずされました。お腹から出ている物は、ドレーンといいお腹の中の傷口からの出血を入れる容器です。それから、背中につながっているペットボトルのような物は、その中に痛み止めの薬が入っていました。これがなくなるまで付けておかないといけないようです。とても邪魔です仕方がありません。点滴は相変わらずそのままで当分くっついている様です。
すごい事に、食事もお昼には食べてよいと言われたのです。明日まで無理だとあきらめていたので、予想以上に早く食事が取れるのでとんでもなくうれしくなりました。 ベッドを上げてもらい自分でたべました。五分粥にカボチャの煮つけ、グレープフルーツがだされました。自分でも驚いたのですが、完食してしまいました。よほどお腹が空いていてのでしょうか…(^q^)
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